クーラウ度診断(十段-6の正解、十段-7の設問)
第96問 正解です、おめでとうございます。
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●「紅茶よりもワインの方が!」は宮廷の女王の間でピアノ演奏をしたあと、女王が自ら紅茶を差し出しねぎらったところクーラウが臆面もなく言ったセリフです。すかさず女王はワインを用意させたということです。
○「もっと光を!」(Mehr Licht!)はゲーテの臨終の言葉として有名です。亡くなった1832年3月22日と言えばクーラウの死後10日後の事です。
●「結婚?そんなヒマはありません!」(Hab' keine Zeit dafür!)は何故結婚しないかを人に聞かれた時の答えです。
●「なんと間抜けな作曲家だ!」 初見演奏をしてつまらない曲にぶつかるとそう言ったそうです。
●「酔っぱらったことがないなんて立派な男じゃないね!」(Wer niemals einen Rausch gehabt, der ist kein braver Mann!) これは前の晩酔っぱらって上機嫌で千鳥足で帰宅したところを見られたお詫びに、翌日クーラウがその家に来て夫人の手にキスをして唄った歌の歌詞にあるものです。
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第97問
1832年3月12日クーラウは亡くなりました。前年の2月に火災に見舞われそれが元で病に倒れ、やっと回復し創作意欲が高まりだした時期に死が訪れたのです。クーラウだったら「もっと命を!」(Mehr Leben!)だったかも知れません。葬儀も終わり、遺族(看取った姉アマリエ)は出版社のローセや友人ハスハーゲンの立ち会いのもと遺品を競売にかけました。これはその遺品です。しかしこの中には競売の際に存在しなかったものがあります。どれでしょうか?