クーラウ度診断(十段-9の正解、十段-10の設問)
第99問 正解です、おめでとうございます。
- ●Op51-3 フルート五重奏曲、第3番の第2楽章
スケルツォ楽章。フガート的な走句で始まり、短いながら反行型も用いている。
- ●Op.32 ピアノ四重奏曲、第1番の第3楽章
3楽章の途中に現れる部分でフーガで作られている。
●オペラ『盗賊の城』第1幕、No.8「森の神様、暗い夜道を」三重唱
この曲は3声のカノンで作られています。『盗賊の城・診断』の第8問の正解を参照(クリック)
○オペラ『ルル』より「乾杯の歌」
第3幕、Nr.17 ディルフェングの結婚式に歌われるもの。この曲は当時『ルル』を観劇したお客さんが帰り道に歌っていたといわれるほどポピュラーになったようです。カノンではありません。
●ハーゲンシュトルツ
この曲はコーミッシェ・カノン(DF Nr.183, 3声の男声合唱曲、1817年出版)のNo.11にあるものです。クーラウの結婚観と共鳴するところがあったのでしょうか?参考までに歌詞をご紹介します。
DF.Nr.183 Komische Canon No.11 [Hagenstolz] |
ハーゲンシュトルツ(独)= 中年の少々変わり者の独身男 |
Nein, nein, nein, ich seh' es endlich ein, man muss sich bequemen eine Frau zu nehmen. Bedenk' es genau. Der Stand der Eh' viel Ach und Weh! Die Flitterwochen gleisen, aber hinterdrein, ja hinterdrein muss man oft in saure Aepfel beissen. |
いやはや、まったくもって 男は一人の妻を得る。 考えて見よ。 結婚はなんという苦痛。 蜜月はあっという間に過ぎ去る。 そして後に続くは悔恨の日々。 |
第100問
さあ、いよいよクーラウ度診断の最終設問となりました。これをクリアすればあなたはクーラウ度診断に於いて「名人」と讃えられることになります。正解を出して表彰台に昇ってください。
それでは設問です。
クーラウは1832年3月12日、45歳と5ヶ月の生涯を閉じました。この年に起きた事柄の中から関係のないものを選んでください。