又も凄い発見

クーラウの最初の出版楽譜が発見されました。これはダン・フォゥのカタログにDF.199として掲載されています。

Nr.199 : LORSQUE DANS UNE TOUR OBSCURE
Komp. vor 1816. Erstausgabe vor 1816

In Whistlings Handbuch 1817 ist S. 410 angeführt 'Variations Lorsque dans une Tour obscure' Hamburg, Vollmer. - Ich habe kein Exemplar finden können.
(Dan Fog : Kompositionen von F. Kuhlau Thematisch-bibliographischer Katalog)1977


Nr.199:「暗き塔の中にいるとき」
作曲年:1816年以前 初版年:1816年以前

フィストリングの「Handbuch」1817年版の410ページに 'Variations Lorsque dans une Tour obscure'、ハンブルク、フォルマー社、と記載されている。
私はこの版を見つけることができない。
(Dan Fog : Kompositionen von F. Kuhlau Thematisch-bibliographischer Katalog)1977


 今までこの楽譜は失われたものとして考えられていました。これはブスク氏がクーラウの「変奏曲」に関していろいろな図書館に問い合わせた結果解ったことです。フランス国立図書館のFrançois-Pierre Goy さんが見つけてくれたものです。
 この変奏曲の主題はDella Maria作曲:オペラ"Prisonnier"「囚われ人」の中のロマンス ” Lorsque dans une Tour obscure”
「暗き塔の中にいるとき」が用いられています。このオペラはハンブルクで上演されています。なお、クーラウの師であるシュヴェンケのピアノスコアがあることにより、クーラウとシュヴェンケの関係も読み取れます。
これはクーラウ研究の上で大きな発見です。もしもこれがモーツァルトやべートーヴェンであったら世の中の新聞紙上を賑わせたことでしょう。

Pierre-Antoine-Dominique Della-Maria (1769-1800)
Pierre-Antoine-Dominique Della-Maria (* 14. Juni 1769 in Marseille; † 9. März 1800 in Paris) war ein französischer Komponist und Kapellmeister. Della-Marias Familie stammte ursprünglich aus Italien. Er war ein Schüler Giovanni Paisiellos und als Opernkomponist in Frankreich und Italien sehr erfolgreich.
ピエール・アントワーヌ・ドミニク・デラ・マリアはフランスの作曲家兼カペルマイスター(1769年6月14日マルセーユ生まれ、1800年パリで没す。彼の家系はイタリアが起源。彼はジョヴァンニ・パイジェルロの弟子でオペラ作曲家としてフランスとイタリアで成功を博す。

タイトルページにはF. KULAUとありますが-----
この表紙のデザインはハンブルク時代の演奏会の入場券にあしらった楕円のカノンのイラストを思い起こさせます。
この曲は来年IFKS出版の「クーラウ・変奏曲集」の中に収録予定です。


表紙と楽譜


視聴できます<クリック>
2013.9.20