『ルル』in Uelzen

クーラウのオペラ『ルル』がドイツ、クーラウの生まれ故郷ユルツェンで上演されます。
ユルツェン市のホームページには『ルル』の案内が次のように掲載されています。
http://www.uelzen.de/desktopdefault.aspx/tabid-6844/12465_read-441878/12465_page-2/date-534590/

劇場での催し

『ルル』

2014年11月8日 
19:00

お問い合わせ/主催者
ユルツェン文化省
ビルテ・エーバーマン
Herzogenplatz 2
29525 Uelzen

0581/800-6247
0581/800-76247
E-Mail senden... <mailto:info@kk-uelzen.de> Link folgen... <http://www.kk-uelzen.de>

会場:
イルメナウ劇場
Greyerstraße 3
29525 Uelzen

0581/9718379
0581/9718443
E-Mail アドレス<mailto:fem-produktion@t-online.de> URL: <http://www.theater-uelzen.de>

 殆どそのフルートやピアノ作品のみによって知られているユルツェン生まれのフリードリヒ・クーラウ(1786-1832)は、コペンハーゲンのデンマークの宮廷作曲家として活躍した。彼はモーツァルトがヴィーラントの「ルルまたは魔法の笛」を題材にした『魔笛』と内容が同じようなオペラ『ルル』を作曲した。(下のカッコ内の該当する人物を参照)
 空想上の東洋の国にトラが襲い、一人の見知らぬ狩人-ルル王子(タミーノ)がそれを退治する。彼は妖精ペリフェリーメ(夜の女王)から、彼女の娘、王女シディ(パミーナ)が魔法使いディルフェング(ザラストロ)に誘拐された事を聞く。彼は母親にその娘を救出することを誓う。危険な旅に身を守るものとして魔法の笛を授かる。囚われのシディはディルフェングの息子バルカ(モノスタトス)の言い寄りを避けなければならなかった。様々な冒険の後にルルはシディを助け出し、母親から祝福されて二人は結ばれる。

 


ドイツで『ルル』が初めて演奏されたのは1999年6月、ダルムシュタット歌劇場で行われた演奏会形式上演です。それまで『ルル』がデンマーク国外で演奏されなかったのが不思議なほどです。生前フランスで上演される話も有ったのですが、実現されませんでした。その後。東京で2000年3月26日、IFKS主催のオペラシティ・コンサートホールで演奏会形式、2005年6月4日、同じくIFKS主催の東京文化会館大ホールでの本格的オペラ上演が行われたのです。それから今度のユルツェン(1回)ヒルデスハイム(2回)、ゴスラ(1回)の上演です。今回は残念ながらいずれも演奏会形式です。しかし、クーラウのオペラが注目を浴びたことはIFKSとしては嬉しいことです。

2014年11月08日(土)ユルツェン/イルメナウ劇場 19:00〜
2014年11月15日(土)ヒルデスハイム/ニーダーザクセン市立劇場 19:30〜
2014年11月16日(日)ヒルデスハイム/ニーダーザクセン市立劇場 20:00〜
2014年11月22日(土)ゴスラ(カイザープラッツ)/ニーダーザクセン市立劇場 19:30〜

Musikalische Leitung Werner Seitzer
Halbszenische Einrichtung Werner Seitzer
Chöre Achim Falkenhausen
Konstantinos Klironomos (Lulu),
N.N. (Periferime),
Yvonne Prentki (Prinzess Sidi),
Antonia Radneva (Vela),
Levente György (Dilfeng),
Jan Kristof Schliep (Barca),
Daniel Käsmann (Ein Hirte),
Opernchor und Orchester des TfN, Symphonischer Chor Hildesheim


2014年10月30日(石原利矩・記)