C. F. G. Schwencke / 3 Klavier Sonaten (1789)

Piano sonata of Christian Friedrich Gottolieb Schwencke (1767-1822), who wass the teacher of composition of Kuhlau. It was self-published in the pre-order, which publicated in 1789. It is a year after Schwencke became music director of the Hamburg, since at the age of 22.
The Music Directors of Humburg were Telemann (1721-67), Emmanuel Bach (1767-88), Schwencke (1788-1822).


クーラウの作曲の師である Christian Friedrich Gottolieb Schwencke (1767-1822)のピアノソナタです。出版年は1789年、予約注文で自費出版したものです。22歳のときですからシュヴェンケがハンブルクの音楽監督になった翌年のことです。シュヴェンケはテレマン(1721-67)、エマニュエル・バッハ(1767-88)の後継者(1788-1822)です。



トラーネ「クーラウ伝記」第1章より 

 この元気の良い、前向きな若者を更なる芸術家の道に導く役に当たった人は、カタリーナ教会の音楽監督兼カントールのC. F. G. シュヴェンケSchwenkeだった。しかし、この人物がクーラウの面倒を見ることになったその瞬間から、クーラウは悟らざるを得なかった。目標とする芸術の聖殿に至る道はクーラウにとって長く、困難なものであることを。シュヴェンケは卓越した理論家で、誰にでも目に付く特徴は「刺すような批評」であった。悲しいかな、ハンブルクの舞台に登場しようとする旅回りの芸術家には、シュヴェンケのひいきや親好なしにはその保証は叶うものではなかった。シュヴェンケは綿密な校訂で知られ、ハンブルクの批評界に君臨していた。批評のペンを手にしない私生活においてさえもなお一層批評家であって、モーツァルトやベートーヴェンのような彼が心から賛嘆している人物についての意見を才知あふれ、面白く開陳して、団らんの場で音楽についておしゃべりを楽しんでいる時でも、何者も彼の批判の目を免れることは出来なかった。シュヴェンケの所には毎朝早くから行かなければならなかった。シュヴェンケはずっとクーラウに不満を抱いていたせいか、彼に格別に気を配るということはしなかった。いつもこの若い芸術家の持ってくる作品にはきまって無慈悲な判断が下されるのである、「てんで駄目」と。ある日シュヴェンケを最悪に怒らせることになってしまった。シュヴェンケが不在で、家にいた元気の良い活発な若い娘達が面白がって、このおとなしい、女性の前でもじもじしている若者にシュヴェンケのパイプを吸わせたのである。しかし、シュヴェンケはこんなおふざけが見過ごせる人ではない。彼が家に帰ってみると、才能のない学費免除生徒が他人のパイプを勝手に使うなどという、どう見てもひどい軽視行為をやったことに気づいた。タバコとパイプはシュヴェンケの大切なものであり、相応しくない者が楽しむものでないと言うことをクーラウはきつく思い知らされた。しかし、この出来事は間もなく大成功のよろこびに変わるのである。ある日、シュヴェンケがピアノの前に向かって、クーラウの作品に目を通し始めた。クーラウは神妙にして、あのいとわしい「てんで駄目」という声を聞かされるかとかしこまっていると、辛辣な先生の口から突然「クーラウさん、パイプにタバコをつめなさい」という言葉が響いた。こんな幸運な形で認めてもらえるとは考えてもいなかったが、クーラウはこの言葉が呼び覚ました驚きと魂の喜びを決して忘れることがなかった。晩年になってからもこの話をよくして、あれは生涯における大成功の一つだと言ったものであった。

編者追記
クーラウがシュヴェンケに師事した年は今までは1806年頃とされていましたが、最近の研究では1802-1804の間であろうとされています。それはクーラウの16〜18歳のときです。

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Uploaded 25. 11. 2013


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