DF 191 SONATE または SONATINE FACILE???

 この作品はクーラウの没後1835年、ハンブルクのSchuberth & Niemyer社より出版されています。
作曲年は不明です。2楽章構成でこの規模の作品をSONATEと呼ぶには抵抗を感じます。しかしながらこの出版社のカタログにはDF.192のDivertissemenの一段下にSonatine facilが掲載されています。この曲がその名称なら肯けます。しかし、不思議なことにこの曲の中にはSONATEとかかれています。その他にも不思議なことはDivertissemenには連弾と書かれていますがSonatine facilにはそれが書かれていません。ミステリーですね。
第2楽章の80小節目が和音上の不備があります。恐らくプリモがその前に1小節不足してiいるので、セコンドはそれにに合わせてしまっているように考えられます。こんなミスをクーラウが犯すはずが無いのですが----。ここに訂正したものを挿入します。この曲のMP3の収録では筆者の校訂が加わっていることをご承知おき下さい。


上の楽譜をクリックすると、4段のスコアが、下の楽譜をクリックすると初版の見開きのページが現れます。

MP3

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Uploaded:2.6. 2020

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